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ベルギーその23(ブリュッセル編PART9)【ミカエルとギュデュル】

Sts Michel

KENです。

前回は、サンカントネール公園横にある、王立軍事歴史博物館を見学しようとしたら開いていませんでした。

ネタがなくなったので、趣味ネタでごまかしてしまいスミマセン。

今回は、地下鉄に乗ってサン・ミッシェル&ギュデュル大聖堂へ向かいます。

アイキャッチ画像は、大聖堂内にある大天使ミカエル

大天使は、9つある天使のランクの中で8番目と下位ランクだったりします。

ミカエルって平社員なのね・・・

とりあえず、ブリュッセル中心部へ戻るために再び地下鉄に乗ります。

来た道を戻って、EU本部の近くにあるシューマン駅(Schuman)よりも、

公園にある凱旋門(arc de triomphe)を通り抜けた先にあるメロード駅(Merode)の方が近いのでこちらを使うことにしました。

メトロ1・5号線でパルク駅(Parc)まで行きます。

ブリュッセルの地下鉄は路線がシンプルなので、迷宮である新宿駅のようなことにはならないので大丈夫です。

駅を出て北東の方へ進むと、大聖堂の二本の塔が見えてきます。

あとは坂をくだる感じで進んでいくと大きい広場に出るので、そこに大聖堂の入口があります。

 

サン・ミッシェル&ギュデュル大聖堂(Cathédrale des Sts Michel et Gudule)

ツッコミ担当

名前がメチャクチャ!

名前が長いのには、大聖堂の歴史が関係しています。

元々は、9世紀初めごろにサン・ミッシェル教会として建てられました。

その後、聖ギュデュルの聖遺物が置かれるようになってからサン・ミッシェル&ギュデュル協同教会として有名になります。

その後、1962年に大聖堂の名を与えられました。

11世紀頃は、ロマネスク様式(簡素で石造りかつ窓が小さい)でしたが、1226年からゴシック様式(天井が高く窓が広いためステンドグラスが多い)に300年をかけて建て替えられました。

ロマネスクの遺跡は、地下のクリプトで見ることが出来ます(有料!)

聖ギュデュル(Gudule)は、7世紀頃にこの場所にあった礼拝所でランプの火を消そうとする悪魔に抵抗して毎晩祈り続けたという女性です。その近くには聖ミッシェル(Michel)の像もあります。

大天使ミカエル(Archangel Michael)

ミッシェルは大天使ミカエルのことです。ゲームやマンガ等様々な媒体で目や耳にしたことがある方もいると思います。

例えば、

ミカエルは、ラファエル(Raphael)・ガブリエル(Gabriel)と並ぶ3大天使の1人です。

ミカエルは、悪魔や反キリストと戦う天使で、鎧で身を固め剣を持った美青年で描かれていることが多いです。神が最初に作った天使とも言われています。

「最後の審判」に描かれるミカエルは、魂の重さを量る天秤を持っています。

一方、この教会にあるミカエル像は槍を持っています。

調べたところ、竜の姿をした悪魔サタンを突き刺す話があるそうです。ミカエルの像をよくみたら下に刺されたドラゴンがいます。

そのミカエルとギュデュルが描かれたステンドグラスがこちらです。

左がミカエルで右がギュデュルです。ギュデュルの持っているランプに悪魔が息を吹き掛けているのが分かると思います。

余談で、3大天使のラファエルとガブリエルについても簡単に紹介しておきます。l

ラファエルは、巡礼する旅人の守護天使で、水筒・袋に杖などを持った旅人として描かれることが多いです。

ガブリエルは、「受胎告知」で聖母マリアにキリストの妊娠を告げるシーンに出てくるのが有名です。白いユリを持っていることが多いです。

ロイヤルウェディング(ROYAL WEDDING)

また、ここでは現ベルギー国王のフィリップと王妃マティルドの結婚式が行われました。

ロイヤルウェディングといえば、まず第一に浮かぶのがイギリス王室の方々が式を行われるウェストミンスター寺院を思い出しました。

ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤルウェディングを記念したキャスキッドソンのティータオル

他には女優グレース・ケリーがモナコの大公レーニエ三世と結婚式を行ったモナコ大聖堂
(Cathédrale de Monaco)

モナコはフランスのニース(Nice)へ行った時に寄りました。ニース編を書くときにモナコも紹介します。

次回は、ここからさらに歩いてベルギーマンガ博物館へ向かいます。

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