ベルギーその24(ブリュッセル編PART10)【ベルギー漫画センターとアールヌーヴォー】

Musée belge de la Bande dessinée

KENです。

前回は、サン・ミッシェル&ギュデュル大聖堂(Cathédrale des Sts Michel et Gudule)を見学しました。

今回は、ベルギー漫画センターへ向かいます。

アイキャッチ画像は、漫画センターの2階から撮影したもの

マンガの展示だけではなく、オシャレな内装も見どころの一つとなっています。

大聖堂から外の広間に出て、ベルレモン通り(Boulevard de Berlaimont)を北の方へしばらく進むと円形の環状交差点(roundabout)の真ん中にこんなオブジェが見えてきます。

ART Celebration 60years CONTAINER

重いコンテナを運んでいる風の記念撮影が出来ますよ!

コンテナ横には、何かのマンガのキャラクターとおぼしき像が見えます。

Gaston Lagaffe

調べてみたら、ガストン・ラガフ (Gaston Lagaffe) という名前で、ベルギーの漫画家が描いた同名タイトルの主人公だそうです。

コマ割マンガで新聞社に勤めるドジな社員ガストンが描かれたマンガだそうです。

日本でいえば「かりあげクン」あたりになるのでしょうか。(違ってたらスミマセン)

さて、このガストン像の奥に階段があるので、そこを下って少し歩くと右手にオシャレな建物があります。

ベルギー漫画センター(Centre belge de la Bande dessinée)

※外観の写真を撮り忘れました

ベルギーのマンガを主に取り扱っています。扱いは小さいですが、日本のマンガやアニメも一部扱っています。

Googleマップのストリートビューで、センター内部がある程度見られるようになっているので、試しに見て気に入ったら行ってみるというのもアリだと思います。

マンガに興味がない方も、ここのアールヌーヴォー様式(art nouveau)の建築は一見の価値があります。

アールヌーヴォー様式とは、19世紀末から20世紀初頭に流行った様式で、ブリュッセルは1880年代にアールヌーヴォー運動の中心となった街の1つです。

女性的な曲線を多用しているのが特徴です。

建築の分野では、大量生産が可能になった鉄・コンクリート・ガラスを建材に取り入れつつも、内装には伝統的な装飾を施すという大胆な組み合わせが特徴です。

ブリュッセルでアールヌーヴォー建築の第一人者がヴィクトール・オルタ(Victor Horta)です。

この漫画センターもオルタの作品の1つです。どうやらこのセンターは、元々ウォーケズ百貨店として建てられており、そこを政府が買い取ったそうです。

Musée belge de la Bande dessinée

言われてみると、フランスの百貨店ギャラリーラファイエット (Galeries Lafayette)っぽい雰囲気があります。

オルタが建築した建物の中には、世界遺産登録されたものもありブリュッセルに4軒あります。

一番有名なのがオルタ美術館(Musée Horta)が、残念ながら行ったことはありません。

ついでなので、ブリュッセルの街中にあるアールヌーヴォー建築の建物を紹介します。

カフェのファルスタッフ(FALSTAFF)

2000年にブリュッセルの文化遺産に登録されています。残念ながらここも外の写真しか撮っていません。

続いて、

アールヌーヴォーっぽい建物

 

おまけで、パリの地下鉄の入口

Metropolitan

次回は、実際に漫画センターに入ります。