ベルギーその26(ブリュッセル編PART12)【ベルギーのマンガを見てからお土産を買います!】

DICKIE

KENです。

前回は、ベルギー漫画センター(Centre belge de la Bande dessinée)と怪しい孫悟空について解説しました。

今回は、ベルギーのマンガを何点か紹介してからお土産を買います。

アイキャッチ画像は、ベルギーのマンガであるディッキー(DICKIE)

漫画センターで一番のお気に入りになりました!

この9コママンガの意味は、本編で解説します。

ベルギーとフランスでは、マンガのことをバンド・デシネ(Bande dessinée)と言います(略してBD)

特徴は、長編コママンガです。

コマを割ったという意味では日本のマンガと同じです。

しかし、日本の白黒と違って、BDはカラーマンガが大半です。

基本的に作者が1人で描くそうで、大変時間がかかります。

その分1ページのクオリティが高いため、高値取引されることもあるそうです。

ジャンルとしては、アドベンチャー、SF、ユーモア、ファンタジー、サスペンス、ヒロイック・ファンタジー、歴史物など多岐にわたります。

ベルギーのマンガといえば、一番有名なのがタンタン(TIN TIN)ですが、タンタンは関連したお店にこの後行くので、詳しくはその時に解説します。

 

スマーフ(Smurf)

ちょうどリンゴ3個分の背丈だそうです。スマーフのマンガについては全く知識がありません。

日本でも売られている有名なグミ「ハリボー(HARIBO)」のソーダ味で良くスマーフのパッケージを見かけるので、ハリボーのマスコットだと思っていました。

ハリボーのマスコットはコチラの黄色い熊

※トルコのイスタンブール空港で撮ったものです

旅先のスーパーで、ハリボーはおいしそうな味があれば必ず買っています。お気に入りは、ピーチとシトロン

ディッキー(DICKIE)

※アパレルブランドのディッキーはDickiesですので微妙に違いますよ

ここで、一番気に入ったマンガです。

作者は、ベルギー出身のピーター・デ・ポーテレ(Pieter De Poortere)です。

調べたところ、主人公のディッキーが歴史上の人物・絵画・民謡等をパロったり、ブラックユーモアを放ったりするセリフなしのマンガです。

アイキャッチ画像のディッキーと犬のマンガの解説をします。

ディッキーは、犬と一緒に漫画センターに入ろうとしますが、チケットカウンターで犬は禁止と言われて一度センターから出ます。

そこでディッキーは考え、床屋で犬に白いエクステを付けてから、再び漫画センターへ行けば犬と一緒に入れるだろうと・・・

 

ツッコミ担当

なんでやねん!?

 

元ネタはズバリは、タンタンです。

恐らく、タンタンの相棒スノーウィ(Snowy)を真似たパロディってことだと思います。

TIN TIN & Snowy

 

ツッコミ担当

「スノーウィなら特別待遇で入れるんじゃね?」

他にも有名な絵画に介入した絵が2つあったので紹介します。

ジャン=フランソワ・ミレー(Jean-François Millet)の落穂拾い(Des glaneuses)

Des glaneuses

おばさん達の上にいます

続いて

ドラクロワ(Delacroix)の民衆を導く自由の女神(La Liberté guidant le peuple)

La Liberté guidant le peuple

実際にいそうでいない感がとても気に入っています。

ついでに、

本物の民衆を導く自由の女神とパリの地下鉄で見かけたポスター

La Liberté guidant le peuple

旗を持った女性の左隣にいるシルクハットを被って銃を持っている男性が作者のドラクロワだと言われています。

La Liberté guidant le peuple

気候変動の問題に関する取り組みっぽいですね。

Souvenir Shop

一階の正面左にお土産屋があります。

漫画センターだけに主にマンガが多かったです。

ディッキーのマンガを買おうか迷いましたが、荷物になりそうなので仕方なく買いませんでした。

何を買おうか迷っていたところ、お土産屋の入口に面白いポスターが飾ってあったのでそれを買うことにしました。

ベルギーのマンガもありますが色々ごちゃ混ぜになっています。

鉄腕アトムやスーパーマンやミッキーマウスがいるけど版権的に大丈夫なのでしょうか?

前回紹介した怪しい孫悟空がいないのも逆に気になります。

ポスター全体の絵柄がディッキーに似ているなと思ったら、ポスターの下にディッキー作者のPieter De Poortere 2014と書いてありました。

看板にEXPOと書いてあるので、漫画センターに色々なキャラクターが集まったということだと思います。

現在も売っているかは分かりませんが、漫画センターに来たことが一目で分かるので是非オススメです。

正確な値段は忘れてしまいましたが、確か8ユーロだったと思います。

次回は、漫画センターをあとにして、ギャラリー・サンチュベールへ向かいます。