イギリス2017その78(ロンドン編PART34)【タワーブリッジ開閉とお土産】

Tower Bridge

KENです。

前回は、旅行8日目(最終日)の計画について説明しました。

今回は、タワーブリッジ(Tower Bridge)の開閉を見に行きます。

タワーブリッジが開閉するってことは、巨大な船が通過すると思っていたのですが・・・

タワーブリッジ開閉スケジュール確認

タワーブリッジは、高さのある船が来ると開閉するようになっていて、スケジュールが公式ホームページで分かるようになっています。

ある程度のスケジュールは決まっていますが、直前になってからホームページに載るものが多いので、急に見たくなった時も1度ホームページを見てみてください。

私は、海外用のSIMカードやWi-Fiルーターを所持していなかったので、ホテルのWi-Fiで確認をしてみると、ちょうど朝の9:30からがあったので、それに合わせて帰り支度をします。

その後、お世話になったRose Park Hotelをチェックアウトし荷物だけ預かってもらいます。

タワーブリッジへは、地下鉄パディントン駅(Paddington)から

Circle線だと、タワーヒル駅(Tower Hill)まで乗り換えなしで行けるが本数が少ないので、

Bakerloo線で、エンバンクメント駅(Embankment)まで行ってから、Circle/District線でタワーヒルまで向かいました。

タワーヒル駅(Tower Hill)に着いたけど大変混雑

駅を出ると、ロンドン塔方面へ向かう専用の通路があります。

ただし、今回はロンドン塔見学を見送りました。理由は、一度行ったことがあることとクラウンジュエルが撮影できないからです。

おまけに、見ての通り朝から大変混雑しているので時間も食いそうだったからです。

ロンドン塔には、アフリカの星と言われている巨大なダイヤモンドが入っている王笏(おうしゃく)やエリザベス女王が1953年の戴冠式でかぶった聖エドワードの王冠や数々の王冠等のいわゆるクラウンジュエルが展示されています。

しかし、クラウンジュエル展示ルームだけは動く歩道になっており、一方通行でしかも撮影禁止になっています。

ちなみにアフリカの星は、以前は現存するダイヤモンドの中で世界一位の大きさだったのですが、今は世界二位に転落したそうです。

しかも、大きいダイヤモンドがゴロゴロと発見されているようなので、さらにランキングが落ちるかもしれません。

ロンドン塔(Tower of London)

Tower of London MAP

以前訪れた時に、日本語のリーフレットを貰っていたので、このMAPに合わせてロンドン塔のおぞましい歴史等を紹介します。

歴史に興味ない方は、読み飛ばしてください

以前、訪れた時には沢山のカラスが放し飼いされていました。最近は、鳥インフルエンザの影響で飼育舎で買われているので、もう放し飼いは見れないそうです。

13世紀頃は、外国の王たちの贈り物で、

  • ノルウェーのホッキョクグマ
  • フランスの象
  • 神聖ローマ帝国の豹など

珍しい動物が飼育され、ヨーロッパ初の動物園として一般にも開放されていました。

ロンドン塔が、牢獄や処刑場として血みどろな歴史を刻みだすのは15-16世紀頃からです。

  • エドワード幼王
  • 9日女王と呼ばれたジェーン・グレイ
  • エリザベス一世のお気に入りの部下エセックス伯

といったブルジョワな人々がこの塔に幽閉されたのち処刑されてきました。

処刑の歴史の中で、特に私が気になったヘンリー8世に焦点を当てて話をします。

青髭公ヘンリー8世(Henry VIII)

ヘンリー8世は、個人的な理由で処刑をしまくったトンデモナイ人物です。

何故、青髭公と呼ばれたのかというと、どうやらグリム童話に青髭という話があって次々と妻を殺す殺人鬼の話だそうです。ヘンリー8世が何者か分かると「あーなるほどね」となります。

※グリム童話は読んだことがありません。

ヘンリー8世は、世継ぎを生めない王妃キャサリン・オブ・アラゴンと離婚がしたかったのですが、カトリックでは離婚が認められていません。

そこで、大法官ウルジーにローマ法王の説得を頼むのですが、結局失敗に終わり反逆罪でとらえられてそのまま病死します。離婚調停失敗で反逆罪って時点でヒドイ!

ヘンリー8世はその間にも、王妃の侍女アン・ブーリンと関係を持って、王妃キャサリン・オブ・アラゴンとの結婚を無効にするために、カトリックとは別の英国国教会を作ってしまいます。

ウルジーの後任に就いたトマス・モアは、この一連の出来事に猛反対をし、反逆罪よりも重い大逆罪でMAP②番のベル・タワー(Bell Tower)の地下室に幽閉されてしまいます。

この後、ウェストミンスター宮殿で大逆罪が確定すると、テムズ川を小舟で運ばれ、地図番号㉟の裏切りの門(Traitors’ Gate)から投獄され、MAP㉞番タワー・ヒル(Tower Hill Memorial)で処刑されてしまいました。

※MAP㉞番はタワーヒル駅がある丘の上です。ここには、地下鉄の看板がありますが、そんないわくつきの場所とは知りませんでした(;^ω^)

Tower Hill Memorial

お帰りの際は、丘の上からタワー・ヒル駅へ入ることになるので、ここでの記念撮影をオススメします。

次に処刑されたのが、新しい教会を作って無理やり結婚した2人目の妻アン・ブーリンです。

アン・ブーリンは妊娠をしますが、1人目が女の子(のちのエリザベス1世)、2人目が男の子だったが流産してしまいます。

このことで、ヘンリー8世は絶望してしまい、アンに偽の不倫疑惑をつきつけてまた「結婚無効」戦法に出ます。

アンは、MAP㉘番のクイーンズハウス(Queen’s House)に幽閉され、その目の前にあるMAP㉝番のタワー・グリーン広場(Tower Green)で斬首刑にしました。

アン・ブーリンは3年余りの女王生活を送ったので「千日の女王」とも呼ばれています。

この後、3人目、4人目と結婚をしては離婚をして、そして5人目の妻キャサリン・ハワードでも処刑劇が起きます。

キャサリン・ハワードは結婚の際に、元カレのフランシスを秘書として雇い、ヘンリー8世不在の時に不倫をしていましたが、これがばれて結局処刑されてしまいました。

※他にも処刑された人はいますが一部省略しました。

ヘンリー8世が青髭公と呼ばれた理由が、「あーなるほどね」となったと思います。

エドワード幼王、ジェーン・グレイ、エセックス伯の処刑もかなり残酷な話のようですので、機会のある時に書きたいと思います。

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タワーブリッジ(Tower Bridge)近くで場所取り!

開閉を見る目的で来た人もチラホラいましたが、そこまでは混んでいませんでした。

やはり観光客の大半は、ロンドン塔を目的に来ている人たちばかりでロンドン塔の入口は激コミです。

私はロンドン塔MAPの㉟番裏切りの門(Traitors’ Gate)あたりで待ち構えていました。門を通ると投獄されて処刑されてしまいますので気を付けてください

タワーブリッジ開閉をみる場所はどこでもよいと思います。近くにベンチもあるので、座って見るのもアリかと思います。

時間の少し前になると、ブザーが鳴って橋の通行が禁止になります。

タワーブリッジ開閉!

Tower Bridge

豪華な船が通るのかと思ったら、マストの高い微妙な船だった(;^ω^)

橋の手前にはちょうどバスが止まっていました。乗っている人たちちょっとラッキーですねえ。

撮影も終わり、せっかくなのでタワーブリッジまで歩いてみます。

Tower Bridge

橋の継ぎ目を撮ってみました。(写真右下)

タワーブリッジは、上の二本の橋が見学出来ます(大人一人9.8ポンドとまあまあのお値段)

ただ、入り口が観光ツアーの団体さんで一杯だったのと「ガラス張りの床から下が見える」的なのは得意ではないので、行きませんでした。

ツッコミ担当

私は、高所恐怖症です

さて、これからお土産を買おうと思いますが買うところは主に2ヶ所あります。

ロンドン塔オフィシャルショップ(Tower of London Shop)

Tower of London Shop

ロンドン塔入口近くにあります。

王室グッズ等を販売していて、今回は何も買いませんでしたが、以前に聖エドワードの王冠のレプリカを購入しました。

もう一つがタワーヒル駅近くのお土産屋さんトレーダーズゲート(Traders Gate)です。写真を撮り忘れました( ̄▽ ̄;)

よくあるお土産屋ですが、たまたま持っていないシャーロック・ホームズのダック(SHERDUCK)があったので購入しました。

※後ろのガイドブックはロンドン塔のお土産屋で以前に買った物です。

★★★

まだ買い物をするくらいの時間は残っていましたが、タワーブリッジ撮影でほとんどの力を使い果たしてしまったので、あとはヒースロー空港になんかあれば買うということにしました。

これにてロンドン観光は終了です!

次回はロンドン旅行最終回、免税手続きをしてヒースロー空港を出発します。