KENです。
前回は、セルクラーズの像(Everard T’serclaes)を触って幸せになったような気がしました。
今回は、小便小僧を見ます。
ついでに小便少女の像もあるらしいのでその説明もします。
アイキャッチ画像は、王の家と呼ばれた博物館に展示してあるポスター
セルクラーズの像からエチューブ通り(Rue de l’Etuve)をずっと南へ進むと、小便小僧通りと言っても良いくらい小便小僧推しのお店が入っています。
Manneken Pisと書いてありますが、小便小僧の事です。
このカフェの真向かいに小便小僧がいます。
小便小僧(Manneken Pis)
別名がジュリアン君(Petit Julien)と言います。
1619年に、ジェローム・デュケノワ(Jérôme Duquesnoy)によって作られました。
ブリュッセルを敵軍が包囲し、城壁を落とそうと火薬の導火線に火をつけたが、ブラバン公の王子がおしっこをかけて消したそうです。
その後18世紀に、フランス兵が像を盗み出してしまいます。
当時の王ルイ15世が、お詫びに衣装を送るのですが、それから衣装の数が増え続けて、現在は1000着を超えているそうです。
ルイ15世といえば、「ベルサイユのバラ」にも出て来ますが、ポンパドール夫人やデュバリー夫人を愛人に持ち、最後は遊び相手から移された天然痘で死んだ人物です。
小便小僧の衣装
ジュリアン君の衣装の数々は、グランプラスにある、市立博物館として使われている王の家(Musée de la ville de Bruxelles – Maison du Roi)に展示されていました。
しかし、2017年にジュリアン君専用のミュージアム(GardeRobe MannekenPis)が出来こちらに衣装が移されたそうです。
リンクを貼っておきます。
王の家に展示してあったジュリアン君の衣装の中から、お気に入りの3つをフライングしてUPします。(王の家自体は、旅行3日目に行きました)
写真左から、ロシア人宇宙飛行士の宇宙服・桃太郎・エルビスプレスリーです。
ちなみに、ボジョレーヌーボー解禁日やビール職人の衣装を着た日は、ワインやビールが流れ、通行人に振る舞われることもあるそうです。
続いて、小便少女について説明します。
小便少女(Jeanneke Pis)
小便小僧に便乗して1985年に作られました。
場所は、Googleマップで検索すればすぐに出てきます。
レストランが多いイロ・サクレ地区(Ilôt Sacré)の一角にある小さな通りの袋小路にあります。
旅行3日目に、近くのレストランでランチをしたので、ついでに寄ってみました。
昔は像に触ることが出来たそうですが、像の局部周辺を触る人が多すぎて、像がハゲてしまったために柵が設置されたそうです。
2枚目の写真は、柵をよじ登ってデジタルカメラ(RX100M3)を柵の中に入れて撮影しました。
一眼レフの大きなレンズだと柵に入らないと思います。
ちなみに、この像を見に来ていたのは、写真に写っている若者2人だけでした。
小便小僧ほどメジャーではないので、こんなものかなと。
また、小便犬(Zinneke Pis)もいるそうですが、旅行当時は知りませんでした。
ただし、少し遠いので、わざわざ行く価値があるかどうかは疑問です。
オススメルート
グランプラスを観光した後に、小便小僧とジュリアン君ミュージアムを回って、イロ・サクレ地区でランチやディナーのついでに小便少女を見るのが良いと思います。
★★★
電車トラブルには遭いましたが、大体の目的は達成したので、このままヒルトンホテルに戻り旅行1日目を終えます。
次回は、旅行2日目ブリュージュ観光をします。