KENです。
前回までは、ウォルト・ディズニースタジオとディズニーランド・パリを紹介しました。
今回は、旅行最終日にパリ最古のパティスリーでスイーツを買って空港へ向かいます。
昨日は、ディズニーランド疲れのせいでホテルに帰った途端に疲れて眠ってしまい、気づいたら朝の9時になっていました。
急いで、昨日購入したダッフィーグッズ等をスーツケースに詰めます。
チェックアウトにはまだ少し時間があったので、疲れはピークに達していましたが近くで朝食になるものを買いに出かけます。
ただ、歩きたくなかったので多少遠回りにはなるのですが、地下鉄を使ってエティエーヌ・マルセル駅まで向かいそこから徒歩でパティスリーへ向かいます。
ストレール(Stohrer)
このお店は、18世紀に当時ロレーヌ広告を収めていた元ポーランド王であるスタニスラス・レクテンスキー公がルイ15世に嫁いだマリー・レクチンスキーのためにお菓子や料理を発案し、マリーお抱えのパティシエであるニコラ・ストレールが最初に開いたお菓子屋さんです。
レクテンスキー公は娘の為になぜそんなに頑張ったのかというと、ルイ15世といえば大の女好きで、愛人の中にはこれまた有名なポンパドゥール夫人がいました。
王妃マリーさんはマドレーヌやプーシェなどのお菓子を宮廷にもたらしましたが、その一方ポンパドゥール夫人はルイ15世の愛人かつ優秀な秘書としての能力を発揮し、舌平目のポンパドゥール風やバゲットの原型を作ったとされています。
さて、ストレールには2つの超有名お菓子があります。
まず、その1つが
アリ・ババ(ALIBABA)
レクテンスキー公がある日、いつも食べていたクグロフが固くなってしまったためそれを柔らかくするために試しにお酒をかけてみたら
「イケるやん」
となったので「千夜一夜物語」の主人公であるアリ・ババにちなんでお菓子の名前をつけました。
ラム酒風味のシロップを浸したサヴァラン生地にカスタードクリームを挟んだものになります。結構アルコールが強いのでお子様にはキツイと思いますがとってもおいしかったです。
加えて、その兄弟分にあたるのがババ・オ・ラム(BABA AU RHUM)です。
こちらはある程度弾力を付けた発行生地を円筒形の型でキノコのような形に焼き上げた後にラム酒風味のシロップを染み込ませます。
こちらは他のお店でも結構見かけます。ラム酒のシロップが入ったスポイトを押し込んで量を調節するのですが全部入れるとかなりアルコールが強くなるのでお気を付けください。
さて、もう一つストレールで有名なお菓子が
ピュイ・ダムール(Puits d’amour)
訳すと愛の井戸になります。ここを訪れた時には知らなくてたまたま写真に収めていました、ラッキー
折り込みパイ生地のケースにカスタードクリームを詰めて、表面に砂糖がけして、それをキャラメリゼしたものだそうです。砂糖がカリッとしているうちに食べるのが一番だそうで、おそらく外のカリッと中のフワッとした両方の食感を楽しめるからだと思います。
どうやらパリの3台パティシエであるストレール、コクラン、ブルダルーが協力して今の形に仕上げたとのことで、ストレールのスペシャリテの1つになっています。
残念ながら、コクランさん、ブルダルーさんは知らないです・・・。
店の中には他にもエスカルゴやらなんやらお総菜なども販売しています。
結局、アリ・ババにエクレア、パン?を購入しました。エクレアも何気においしかったのでオススメです!
ということで朝食を済ませたので、あとは帰るだけとなりました。
シャルルドゴール空港第2ターミナルへ(Aéroport Charles-de-Gaulle 2)
ホテルで、チェックアウトを済ませて、今度は北の坂道をのぼってパリ北駅(Gare du Nord)まで向かい、RER B線でシャルルドゴール空港第2ターミナルまで向かいました。
たどり着くまではそれなりに大変でしたが、電車はガラガラだったので余裕で座れました。
※現在は簡単に座れない可能性がありますのでご注意ください
そこからターミナル2Eへ向かいます。出国審査を済ませるとターミナル2EのホールKに出ます。以前にも紹介しましたが、ターミナル2EはさらにK・L・Mの3つのホールに分かれているので気を付けてください。
空港での買い物は割愛します。
ということで、2015夏の旅行を終えました。
ちょっと心残りだったのが、モンマルトル地区でバゲットを買うことが出来なかったことですが、それ以外はほぼ予定通りに旅行も出来たので大変満足しています。
次にパリを訪れる時は、美術・スイーツ・レストランなどさらに調べてから行こうと思いました。