イギリス2017その35(カンタベリー編PART3)【電車トラブル】

javelin

KENです。

前回は、セントパンクラス駅(St Pancras International)構内を紹介しました。

お土産を買える店が多いのは良いことですが、カンタベリー方面へ向かう電車のホームがわかりづらいので注意が必要です。

今回は、セントパンクラス駅から電車でカンタベリー(Canterbury)へ向かいます。

今回のようなトラブルは、初めて経験しました!

アイキャッチ画像は、これから乗る日立製高速列車ジャベリン

朝8時頃、south eastern鉄道のマーゲイト(Margate)行きに乗ってカンタベリーウェスト駅(Canterbury West)へ向かいます。

車両数がかなり多くて、2等級の車両を探すのに少し苦労しました。この車両数の多さが後で問題になってきます。

電車の中は、スーツケースを持った観光客や修学旅行と思われるイタリア人中学生の団体でごった返していました。

スーツケースを持った人達がいるのは、途中駅のエブスフリート国際駅(Ebbsfleet International)やアシュフォード国際駅(Ashford International)で降りて、他の方面やパリ・ブリュッセルへ向かうユーロスターに乗り換えるからだと思います。

これらの駅のホームに合わせて電車の車両が多かったのだと思いますが、目的地のカンタベリーウェスト駅は割と小さい駅です。

つまり、車両が全てホームに入りきらず、一部はみ出してしまう!

パスのチェックをしに来た係の人に目的地はどこかと聞かれ、「カンタベリーウェスト駅」と答えると2コーチ(2車両)前へ行ってくれと言われました。

※レイルパスには、日付のみの記載で目的地を書くところがないため目的地を質問されました

私やイタリア人中学生の団体は後方の車両に乗っていて、民族大移動といわんばかりに一斉に前方の車両に向かいます。

実際にカンタベリーウェスト駅へ到着すると後方の何両かはホームがなく草むらの横でした。つまり、

カンタベリーウェスト駅へ行く時は前方の車両に乗っておいたほうが良い

電車の所要時間は1時間程度ですが、少しトラブったため時間がたつのが早かったです。

カンタベリーウェスト駅到着

カンタベリーに着いたので、ここで少しこの街について紹介します。

ここは、ケント州の中心都市です。イギリスを代表する文学者の一人ジェフリー・チョーサーの代表作である「カンタベリー物語」が有名です。

この本を読んだ方もいらっしゃると思いますが、ここを訪れる巡礼者が宿で暇をつぶすために、面白話を披露する物語集とのこと。

※私は読んだことがありません!

カンタベリーが宗教都市として歩み始めるのは、597年にローマ教皇の名を受けた聖アウグスティヌスがこの地に修道院を設立したことから始まります。

その後、12世紀に大聖堂が建造されました。

大聖堂で暗殺された大司教トマス・ベケットの遺骨に不治の病を治すパワーがあるという伝説が広がり、多くの巡礼者が訪れるようになりました。

偉大な聖人の遺骨つまり聖遺物にはパワーが宿ると言われているんです。

第二次世界大戦時に大聖堂以外はほぼ壊滅してしまったのですが、現在は新市街として若者や多くの観光客が買い物を出来る街となっています。

また、大学も多いので多くの学生が暮らしています。

次回は、カンタベリーウェスト駅から初めの目的地「聖オーガスティン修道院跡」へ向かいます。