KENです。
前回は、ウォレスコレクション(Wallace Collection)の1階(First Floor)でオシャレ柄のダガーと鎧を付けた馬を鑑賞しました。
今回は、ウォレスコレクションの2階(First Floor)を回ります。
「お人形さんのような子供」を描くことで有名なベラスケスの作品を鑑賞します。
アイキャッチ画像は、エントランスホールから階段で2階へ上がった踊り場にて
まずはエントランスホール(Entrance Hall)まで戻ります。
正面にある階段をのぼると、すぐに2階が見えてきます。
2階の踊り場(Landing)
2つ気になるものがありました。
1つ目が、永年カレンダー(Perpetual Almanac)です。
月・日・曜日・月の満ち欠け・聖人のプレートが揃っているカレンダーです。
それぞれのプレートは、銅をエナメルで加工してあります。
一番大きいプレートは、フランス語で各月を示していますが、ここにあるのは7~9月と10~12月です。
どうやら1~3月と4~6月のプレートもあるらしいのですが、別の部屋にあって気づきませんでした。
一緒に展示してよ
続けて、2つ目が画家フラゴナール(Fragonard)の絵画MUSICAL CONTESTです。
これも無造作に置いてありました。
というのも、フラゴナールの絵はウォレスコレクションの目玉で、一番有名な作品が別の部屋にあります。
何度も言うけど、一緒に展示してよ
さて、2階は主に絵画の展示が多いのですが、1部屋だけ女性の小物入れを沢山展示してある部屋がありました。
女性の社交の間(Boudoir)
目立つのは、やはり下段真ん中のクジャクっぽい箱です。
嗅ぎタバコ入れ(Snuff Box)らしいのですが、嗅ぎタバコって何?
ちょっとだけ調べてみましたが、無煙タバコの一種で、ガムみたく噛むタイプのタバコのようです。
この箱は、ホタテ貝の殻をイメージして作られており、どうやら男女のエチケットとして使われていたそうです。今でいう口臭対策なのかもしれません。
さて、社交の間を出て他の部屋を回りますが、
さすがに絵画が多すぎて紹介しきれないので、有名な作品と気になった作品を2回に分けてお届けします。
絵画タイムPART1
ベラスケスの(Velázquez)のバルタザール王子(Prince Baltasar Carlos in Silver)
王子が3歳の時の絵です。お人形さんみたいな描き方をしています。
私には無機質で感情がないように見えて、まるで呪われていそうで怖い印象を受けました。
この絵を見て、「以前にも見た記憶があるな」と今まで撮った写真を見返してみると、ウィーン美術史美術館(Kunsthistorisches Museum)にありました!
薔薇色の衣装のマルガリータ王女(Infanta Margarita hacia los tres años)
やはりどことなく怖いです ブルブル((;゚Д゚))
日本で言うと、古い旅館とかにある黒髪の女の子の人形を思い出します。
顔が無表情でちょっと怖いですし、「人形の黒髪が伸びて襲ってくる!」は日本のホラーで定番ですよね。
余談
ベラスケス展が、東京上野の国立西洋美術館で2018年2月24日(土) – 5月27日(日)まで開かれるそうですので、関東圏の方で興味がある方は是非行ってみてください。リンクはこちら
カレンダーについてですが、パーペチュアルカレンダーというとお高めの機械式腕時計の機能として搭載されていることがあります。
値段がとてつもないですよー ( ̄▽ ̄)
次回は、絵画タイムPART2とお土産タイムに入ります。
関連商品・・・お暇な方は値段だけでも見てください。