ベルギーその12(ブリュージュ編PART4)【ベギン会修道院近くにあるレストランMaximiliaan】

Maximiliaan van Oostenrijk

KENです。

前回は、世界遺産の1つであるベギン会修道院(Béguinages flamands)を見学して、陶器のお土産を買いました。

今回は、修道院近くにあるレストランでランチにします。

アイキャッチ画像は、今回ランチを食べるマクシミリアン

朝から何も食べてないことに加え、サイクリングに徒歩と既にかなりカロリーを消費したので、ここで一旦ランチタイムにすることにしました。

 

 マクシミリアン ・ファン・オーステンレイク(Maximiliaan van Oostenrijk)

まず気になったのがレストランの名前です。

オーストリアのマクシミリアンて意味です。

いかにも王族とか貴族にいそうな名前で、このレストランのオーナーとかシェフの名前じゃないよなと思ったので、とりあえずレストランのホームページを見ましたがわかりませんでした(;^ω^)

さらにググってみたところ、どうやら神聖ローマ皇帝マクシミリアン一世(Maximilian I)のことのようです。

彼は、ベルギー地方の地盤を固めるために、ブルゴーニュ公国最後の君主マリー・ド・ブルゴーニュ(Maria van Bourgondië)と政略結婚をします。

マリーは、ブリュージュで「美しき姫君」として人気があったのですが、ご懐妊中の落馬事故で死んでしまいます。

その後、よそ者のマクシミリアンは気に入らないといった運動が起こります。

マクシミリアンは捕まり、ブリュージュの中心であるマルクト広場近くの屋敷に3か月幽閉されてしまいます。

その間、臣下のピーター・ランシャル(Pietaer Lanchals)が処刑されてしまいました。

マクシミリアンが解放されたのち、ブリュージュ市民に処刑のことを忘れさえないために、臣下のランシャル家の家紋だった白鳥をブリュージュ編PART3で紹介した愛の泉公園で飼う命令が下ります。

公園に白鳥がたくさんいたのは、過去の黒歴史が関係していたわけです🦅

黄金の小屋根(Goldenes Dachl)

今回登場したマクシミリアン一世とマリー夫人に関係しているのが、オーストリアのインスブルックにある有名な観光名所「黄金の小屋根(Goldenes Dachl)」です。

Goldenes Dachl

バルコニーの6枚のレリーフのうち左から3番目に注目して欲しいのですが、左がマクシミリアンで真ん中が第2夫人のマリアで一番右がマリー夫人です。

※どうやら、この小屋根はマクシミリアンの2番目の妻マリアのために建てられたようです…

歴史を紐解いていたら、たまたま行ったことのあるインスブルックの話が出てきたのでラッキーでした!

ようやく食事

さて、マクシミリアン話が長くなりましたが、いよいよレストラン内に入ります。

Maximiliaan van Oostenrijk

内装は中々オシャレです。

ベギン会修道院にもありましたけど、デルフト焼きの暖炉はこの辺だとメジャーなのでしょうか?

メニューのリンクを貼っておきます。

私はランチメニューを頼んだんですけどね( ̄▽ ̄)

飲み物

クリーク(KRIEK)

要はチェリービールです。

スターター

ムール貝のグラタン

メイン

フランドル風カルボナード(牛肉のビール煮込み)と鶏肉のワーデルゾーイ

デザート

アイス

感想等

まず、クリークが当たりでした。私はビールが苦手で普段は飲まないのですが、このクリークであればイケます!

ムール貝はグラタンぽくなっていたので、普段よく食べる白ワイン蒸しよりも味が濃厚でした。

あと、牛肉のビール煮込みは初めて食べましたが、ビールの苦みのしたソースが良い味を出していました。

ただ、肉が個人的に少し固めでした。私は柔らかい肉好きなのでこの辺は個人差だと思います。

次回はレストランを後にして、聖母教会を目指します。