KENです。
前回は、ジャック・クールCEOの宮殿で嫌というほどジャック・クールCEO像を見て、船のステンドグラスを買いました。
今回は、ブールジュ最大のハイライトであるブールジュ大聖堂へ向かいます。
アイキャッチ画像は、大聖堂となりにある公園から撮影したもの
ジャッククールの像から南へ進んで、ベストウェスタンのホテルがあるところを曲がると先程キャンディを買ったフォレスティーヌ臨時店舗(Maison Des Forestines)があります。
そこを過ぎるとこの街の大きな店が立ち並ぶモワイヨンヌ通り(Rue Moyenne)に出ます。
ここからはこの通りを南へ進んで行くのですが途中左手に大きな聖堂が見えてくるので迷うことはないと思います。
ブールジュ大聖堂(Cathédrale Saint-Étienne de Bourges)
※Wikipediaや宣伝の画像だと大聖堂の全体が撮影されていますがかなり離れたところから撮っていると思われます。私も本当は全体像を撮影したかったのですが時間の関係上あきらめました。
この大聖堂は1195-1324に建てられました。
フランスで有名な大聖堂といえば、
- パリのノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)
- シャルトルブルーと呼ばれたステンドグラスが有名なシャルトル大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Chartres)
- 王の戴冠式が行われたランス大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Reims)
等があります。
上の3つは全てノートルダム大聖堂です。ノートルダムとは聖母マリアに奉献しているぐらいに考えてください。
一方ブールジュは、フランス語の名前を見ると通り聖エティエンヌとなっています。
つまり、聖エティエンヌに奉献しているのですが、この聖エティエンヌとはキリスト教で初めて殉教した人物です。殉教とは信仰のために自らの命を犠牲にすることです。
この聖エティエンヌさんですが、石打の刑といって石を投げられたり・殴られたりとフルボッコの状態で殉教しています。
聖エティエンヌは「人の子(イエス)が神の右に立っているのが見える」といって人々を怒らせたことでボッコボコにされたそうです。つまり、イエスと神が等しい存在だと言ってしまったのです。
パリのクリュニー美術館に石打の刑の連作のタペストリーがあるのでコチラも参照ください。
ちなみにパリにも聖エティエンヌ教会があるので、旅行後半のパリ観光で行く予定です。
余談ですが、エティエンヌは英語だと何故かステファンやスティーブンのことらしいです。全然スペルが違うので紛らわしいのですが・・・。オーストリアの首都ウィーンにある聖シュテファン大聖堂も要はエティエンヌのことなので、シュテファン大聖堂もエティエンヌを奉献していることになります。
★★★
さて、まずはブールジュ大聖堂の外観を楽しむことにします。
階段を降りると下まで行けるのですがさすがに面倒だったのでそれはパスして近くの公園から全体を見てみます。その後出来るだけ近づいて写真をパシャリ
何か、装飾がゴツゴツしているのが分かると思います。
写真の丸の部分がフライングバットレスと呼ばれるものですが、この大聖堂はそれが二段になっています。フライング・バットレスとは大聖堂の外側に設置する補強材だと考えてください。
ちなみに、パリのノートルダムのフライングバットレスはコチラ
私は、ブールジュ大聖堂の方が要塞のようなゴツゴツした感じが出ていてパリのノートルダム大聖堂より好きです。基本私は派手でゴチャゴチャしているほうが好みということもあるのですが
★★★
お次に正面のファサードへ向かいます。
扉が見えていない・・・。角度を変えてナナメから撮影すれば良かったです。
正面から、扉と装飾の全て写すのは普通のカメラだとかなり難しいです。Googleマップを見ていただけると分かりますが、出来るだけ離れようにも大聖堂の前の広場が狭いので限度があるのです。ですので、分かる方は24mm以下の広角レンズをご用意ください。
ムムッ、扉(ポルターユ)が5つもあるぞ!
ちなみにパリのノートルダム大聖堂のファサードはコチラ
ポルターユが3つしかありません。3つしかと書きましたが、通常は3つなのです。
まとめ
2重のフライングバットレスに5つのポルターユがあるブールジュ大聖堂
他の大聖堂より凄くね⁉️
おあとがよろしいようでw
次回は、大聖堂の歴史とステンドグラスを紹介します。