フランスその14(ルーアン編PART4)【ゆがんだ木組みの家々&霊でも出そうな中庭】

skull & shovel

KENです。

前回は、ルーアン・ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)を見学しました。ジャンヌダルクが描かれたステンドグラスがあるそうですが、訪れた当時は知らず、足しか撮れていませんでした( ノД`)シクシク…

今回は、古い木組みの家々を見つつルーアンの陶器を買うつもりです。

アイキャッチ画像は、サンマクルー中庭(Aître Saint-Maclou)にある建物より。何故ドクロなのかは記事を読めばわかります!

ルーアン・ノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)を後にして、サンロマン通り(Rue Saint-Romain)を教会沿いに狭い小道を進んでいくと、目的の1つであるルーアン焼きのお店が見えてきます。

FAYENCERIE AUGY

FAYENCERIE AUGY
ガイドブックに載っている有名なお店のようです。

ウィンドーディスプレイされている商品を外から見ましたが、結局ここでは何も買いませんでした。

理由は、私のセンスに合わなかったからです。

雑誌やネットで見たルーアン焼の陶器は、白地に素朴な柄を使用した割とシンプルなものでした。

しかし、この店の陶器はオシャレ感が少し強すぎました。加えて、思ったより高かったのも理由の一つです。

ルーアン焼きの店はまだあるはずなので、この時点では一旦保留にしました。

★★★

FAYENCERIE AUGYを出て、さらに東に行くと

サンマクルー教会(Eglise Saint-Maclou)

Eglise Saint-Maclou

サンマクルー教会も改修中でした。教会とルーアン大聖堂が両方とも改修中の様子が上の写真です。

この教会は石の宝石と呼ばれ、レースのような繊細な有名な彫刻で有名です。

公式ページを見ると曜日・時間帯が限られているので、結局入ることはできませんでした。

ちなみに、第二次世界大戦時に爆弾が落ち、修復には時間がかかり、2014年にようやく正面の部分ファサードまで修復が完了したそうです。

木組みの家々

wooden houses

サンマクルー教会の周りのダミエット通り(Rue Damiette)とマルタンヴィル通り(Rue Martainville)で木組みの家を多く見かけます。

家を見て思ったことは、

ツッコミ担当

家が歪んでるよな?

地震のせいか?

 

工事中の教会の裏に看板があり詳しく説明が書いてありました。

A sign

写真左の黄色枠には、こう書いてあります。

「ドミエット通りとマルタンヴィル通りは、中世と19世紀の間の木骨壁構造建築のダイナミズムを示している。マルタンヴィル通りには17、18世紀の家が多く立ち並んでいる」

写真右の青枠には、こう書いてあります。

「ドミエット通りでは、15,16世紀頃の家の少なくともワンフロワーが通りに突き出している。19世紀に行われた広場の改修のために、そこに並んでいた家々が破壊され、バルテルミー広場にある20の家が傾くことになった」

日本人にとっては、地震で歪んだように見えてしまうのは仕方ないですね。

サンマクルー教会からダミエット通り・ロジエ通り(Rue du Rosier)と進むとサンマクルー中庭があります。

サンマクルー中庭(Aître Saint-Maclou)

Aître Saint-Maclou

14世紀にペストで市民の4分の3が亡くなって、その人たちの遺骨を収容するために出来た建物とその中庭です。

天気の悪さも加わって殺風景感が出ています。霊感のある人ならば何かを感じとるかもしれませんね。

ちなみに私は一切霊感がありません!私は目に映ったものしか信じませんので、もし霊を実際に見ることがあれば信じますよ!

中庭に面する木の柱の所々には、ペストの死者を埋葬した中世の納骨堂の名残で、どくろの彫刻や墓を掘る道具(スコップ?)の彫刻が施されています。アイキャッチ画像は、建物の一部にズームをしたものです。

教会には爆弾が落ちるし、ペストの死者の埋葬は行われるしで踏んだり蹴ったりです。

しかし、根気強く修復が行われたことこそこの街の強さだと痛感しています。

次回は、さすがにおなかが減ってきたのでランチをしてから、今回買いそびれたルーアン焼きを買いにいきます。