フランスその47(パリ編PART24)【マイベストスイーツの1つLa Tarte Tropézienneと日本にも出店しているArnaud Larher】

Arnaud Larher

KENです。

前回は、ピエール・エルメで有名なスイーツのイスパハンを買いつつ、それを食べるのに使うカトラリーをSABREで購入しました。

今回は、サンジェルマン・デ・プレ地区でさらにスイーツを買って、買って、買いまくる!

アイキャッチ画像は、アルノー・ラエール(Arnaud Larher)の店内にて

東京の広尾にも出店しているので、関東在住の方や東京に来られる方は試しに行ってみてください。

東京は家賃とか色々高いけど、おいしいスイーツが食べられるのが良いんですよねー。

パリにスイーツ激戦区は3つあります!

  1. ここ、サンジェルマン・デ・プレ地区
  2. 貴族の館やユダヤ人街のあるマレ地区
  3. サクレクール寺院やムーランルージュが有名なモンマルトル地区
ツッコミ担当

パリはどこでも激戦区ですけどね🍰

おいしいスイーツを調べれば調べるほど、サンジェルマン・デ・プレかマレの2つが出てきます。

モンマルトル地区は、スイーツというよりかはバゲット激戦区かも。

毎年開かれているバゲットコンクールの常連がモンマルトルには多いです。

さて、SABRE近くにあるセーヌ通りに評判のスイーツ屋があります。

 

 アルノー・ラエール(Arnaud Larher)

Arnaud Larher

M.O.F(フランス最優秀職人)の称号を持ったアルノー・ラエールの店です。

モンマルトルに2店舗とこの店の計3店舗があります。

かつて、「フォション(FAUCHON)」で働いていたときに、ピエールエルメ氏に師事を受けていたこともあるそうです。

アルノー・ラエール氏は、パティシエであると同時にショコラティエであるため、店の奥にはチョコレートの専用のエリアもあります。

東京で毎年行われているチョコレートの祭典「サロンドショコラ」にも出店してます。

サロンドショコラには一回行っておかないとなと思っています。

確かに、奥にチョコレートコーナーがありました。

店の一番人気もチョコレートケーキのトゥールーズ=ロートレックです。

しかし、訪れた当時は知らなくてスルーしてしまいました。

結局2点を購入。

「ババ・オ・ラム(左)」と「シャルロット・フランボワーズ・ヴェルベーヌ(右)」

シャルロット・フランボワーズ・ヴェルベーヌは、ビスケットの食感とケーキのふんわり感のハーモニーがたまりませんでした。

ババ・オ・ラムは、パリで有名なスイーツの1つで、オリジナルはパリ最古のお菓子屋「ストレール(STOHRER)」で作ったものになります。

※ババ・オ・ラムについては、ストレールを訪れた時の記事で紹介しています。

 

 

ストレールと他の店のババ・オ・ラムで食べ比べをしてみたかったので、試しに買ってみました。

かなりラム酒が強く、お酒の苦手な人はむせてしまうかもしれませんが、とてもおいしかったです。

★★★

さて、続いては個人的に1番好きなお店へ行きます。

 ラ・タルト・トロペジェンヌ(La Tarte Tropézienne)

La Tarte Tropézienne

パリにはここしかありませんし、日本にも出店していません!(2018/09現在)

1950年頃、ポーランド出身のパン職人、アレクサンドル・ミカ氏がサン・トロペの町でパン屋を開業しました。

ここの名物はなんといっても、

タルト・トロペジェンヌ

La Tarte Tropézienne Baby Size

これは、ベビーサイズです。一口で食べれるので選びました。

本来のタルト・トロペジェンヌは、これの数倍のサイズです。

ここまで、あちこちでスイーツを買っていたのでさすがにデカいのは厳しいと判断しました。

タルト・トロペジェンヌは、丸く焼いたブリオッシュ生地を横にカットし、カスタードクリームベースの柔らかいクリームをはさんだお菓子パンです。

表面には、白と茶色の2色の角砂糖を砕いたものをちりばめています。

タルト・トロペジェンヌを真似て作っている店は、単にトロペジェンヌと呼んでいて、表面にあられ糖と呼ばれる大粒の砂糖がまぶしてあります。

差し入れとして出された名前のないパンを、1955年にサン・トロペで撮影された映画「素直な悪女」に主演していた当時無名のブリジット・バルドーがとても気に入りました。

バルドーが名前のないこのパンに「タルト・トロペジェンヌという名前はどう?」と聞いたら即採用になりました(笑)

元々が、パン屋だと分かって少し納得しました。

スイーツとはちょっと違っていて、お菓子かパンかなあとは思っていました。

ほどよい甘さと食感で何度でもリピしたくなる味です。

シンプルな味と食感でおいしい物を作るのって物凄く難しいです。

シンプルゆえにハマると癖になります。

南仏アヴィニヨンにもお店があるのですが、その時も買いまくり食べまくりでした。

La Tarte Tropézienne Half

この時は、本来のサイズで食べました。

余談

タルト・トロペジェンヌのように地方で生まれて、パリに出店してくるお菓子やスイーツは結構あります。

逆に、ミシュランの★付シェフが地方でレストランを出して、パリよりもリーズナブルかつ新鮮な野菜や魚を出すなんて話もあります。

素人の私からすると、なんでもかんでもおいしいものはパリ発祥だし、パリで全て揃うと勘違いしていましたが、色々と調べていくうちにそれは勘違いだと気づかされました。

まあ、ブログのタイトルにも素人旅行と入ってますのでご勘弁ください。

次回は、もう少しお菓子などを買ってからサンジェルマンデプレ教会へ向かいます。

アルノー・ラエール日本1号店

2018年1月にアルノー・ラエール日本1号店として東京の広尾に出店しました。

近いうちにレポートするつもりです。