【360°見渡せるブロワ城のプロジェクションマッピングは最高ですよ!】フランスその115(ブロワ編PART5)

Blois NOUVEAU SPECTACLE SON ET LUMIÈRE

KENです。

前回は、ミシュラン1つ星レストランであるl’Orangerie du Châteauでディナーを楽しみました。

今回は、旅行2日目のラストにブロワ城でプロジェクションマッピングを鑑賞します。

アイキャッチ画像は、序盤のハイライトであるジャンヌダルクがここブロワ城を訪れる様子

レストランからは、ブロワ城の裏からインフォメーションセンターを過ぎて坂をのぼっていきます。

プロジェクションマッピング(NOUVEAU SPECTACLE SON ET LUMIÈRE)

この城にまつわる歴史をプロジェクションマッピングを通じて紹介するものとなっています。

※厳密には光と音のスペクタクルです。海外ではプロジェクションマッピングという言い方は馴染みがあまりなさそうです。

ちなみに、シャンボールも馬上試合等があった歴史ショーもフランス語でスペクタクルと書いてありました。

スペクタクルて単語便利ー

チケット購入

公式ページのリンクを貼っておきます。予約でも購入出来るらしいと聞いたのですが、ホームページには出来ないと書いてあるのでよく分かりませんでした。

昨日、インフォメーションセンターのオバチャンに当日の22:00までに城でチケットを買ってくれと言われました。

レストランで食事後だと時間が危ないと思い、レストランに行く前に先にチケットを買うことにしました。

チケットは、二種類

  1. プロジェクション観賞のみ
  2. 城の観光とプロジェクションマッピングのセット

予定ではあさって城観光をしたあとにパリへ向かうつもりなので2を選択。

プロジェクションマッピングと城の観光で日にちが変わるので不安でしたが、特に問題なかったです。

係の方から、音声はフランス語のみなので、日本語オーディオガイド(有料)もあるよと勧められましたがパスしました。

映像に集中したかったし、雰囲気を楽しみたかったからです。

あと「オーディオガイドにつけるイヤホンも別売」にはさすがにドン引きしました🎧

ツッコミ担当

商魂たくましいけどさすがにやりすぎ!💰

ちなみに、22時までに買ってくださいとのことでしたが、チケットカウンターから入るので、過ぎても実質まだ買ってる人もいました。

ブロワ城と関わりのある人物達

ということで、予備知識なしではちょっとまずいかなと思い少し調べました。

ジャンヌダルク(Jeanne d’Arc)

1429年4月にジャンヌダルクとオルレアン解放のために召集された兵隊が来訪します。

この街での滞在からジャンヌダルクの部隊の将としての活躍が始まりました。

ルイ12世(Louis XII)

城を王の住居に変えました。ブロワ城の正面入口上に騎馬像が飾られておりこの城のシンボルになっています。

フランソワ1世(François Ier)

図書館を初めて作りました。本は、フォンテーヌブローから持ってきたとか。

フォンテーヌブローはパリから程近い街で「我輩の辞書に不可能はない」のナポレオンの遺品の数々が展示されています。

ミュージアムパスでタダで入れるのでパリだけで物足りないかたにはオススメ。

ギーズ公爵(Duc de Guise)

この城で一番重要な人物なので名前は覚えておいてください。

キリスト教の2つの宗派であるプロテスタント派とカトリック派の争いが大きく関係してきます。

ギーズ公爵はカトリック派です。プロテスタント派のアンリ3世は、ギーズ公と和解をするためブロワで会議をして一応の和解をします。

ただ、ギーズ公が怪しい動きをしていたので、アンリ3世はギーズ公を書斎に呼び出して、部下に暗殺させてしまいます。何度もめった刺しだったそうです。ブロワ城内に暗殺のシーンを描いた絵画が何点か展示されているので明後日旅行4日目に見る予定です。

大分話を割愛しています。詳しく知りたい方は、3アンリの戦いやブロワの三部会を参照ください。

プロジェクションマッピング開始!

私は隅っこの方の段差になっているところに座っていました。

すると係の方からこの辺も使うから真ん中の広場まで行ってほしいと指示を受けました。

そのわけは、中の庭を囲んだ建物を全て使って360°映像が流れてくるからです。

いくつか、写真をアップします。

フランソワ1世

François Ier

メインの映像は主にこちらに映し出されます。

誰だろ?

Jeanne d'Arc

こちらはフランソワ1世が映し出された方の反対側です。ショーが始まる前にこの辺に座っていました。これは誰かよく分かりません。ジャンヌダルクではないと思うのですが・・・。

ギーズ侯爵

Duc de Guise

見ての通り絵画やステンドグラスではなく、人間が演じています。

このプロジェクションマッピングのメインシーンはギーズ公暗殺のくだりなので、フランスの役者さんを使っており公式ページに役者さんの名前が載っていました。ちょっとパイレーツオブカリビアンやロードオブザリングに出ていた映画俳優オーランドブルームに似ている?

アンリ3世がギーズ公を呼び出す当日からめった刺しに暗殺されるシーンは特に凝った作りになっているので、是非生で鑑賞してください。

※酷い惨殺シーンは出てこないので大人も子供も見られますよ!

最後はオールスター総出演

All stars

ディズニーやハウステンボスでプロジェクションマッピングは見たことがありますが、これらは正面の1画面だけですので、この360°マッピングはとても斬新でした。

この城の歴史を知らなくても、フランス語が分からなくても雰囲気で何が起きるのかは分かるので大丈夫です。ギーズ公暗殺はそのままですしね。

プロジェクションマッピングを見るにはブロワに泊まるしかない!

プロジェクションマッピングが終わったのが23時過ぎでした。

フランス人のご老人たちはツアーで来ていたようでしたが、他の方々は近くのホテルに泊まっていた人のみで、私が宿泊しているモナークへ戻る人もたくさんいました。

調べた限りでは、トゥールやブロワ発のプロジェクションマッピングツアーは見当たりませんでした。

駅からの距離と買い出しの不便さはありますが、貴重な体験ができますので私も宿泊したモナーク(Hôtel-Restaurant Le Monarque)での宿泊はいかがでしょうか?

 

 

次回は旅行3日目でさらにロワール川沿い古城めぐりをします。