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フランスその71(パリ編PART48)【ベルサイユ宮殿に行く前にマリー・アントワネットを紹介します前編】

KENです。

前回は、ガレット特集を組みました。

今回は、ベルサイユ宮殿に向かう前にマリー・アントワネットについて紹介します。

マリー・アントワネットについて書こうと理由がいくつかあります。

まず、処刑前に幽閉されたコンシェルジュリー(Conciergerie)、処刑が行われたコンコルド広場(Place de la Concorde)について既に記事を書いていたことです。。


フランスその63(パリ編PART40)【ギロチン待合室と呼ばれたコンシェルジュリー】 - お土産大好きKENさんの素人旅行はいかがでしょうか

 

 

今回向かうベルサイユ宮殿の離宮プチ・トリアノンや田舎風の村アモーとアントワネットが大きく関わっているからです

離宮と呼ばれたプチトリアノンはポンパドール夫人のためにつくられましたが、完成した時にはすでに亡くなっていたので実質アントワネットのものといっても過言ではありません。

ということで、マリーアントワネットについて簡単にまとめてみました。

マリー・アントワネット(Marie・Antoinette)

マリーアントワネットと言えば、「パンがなければお菓子を食べればいい」が有名すぎて私も贅沢三昧王女くらいのイメージしかありませんでした。
もちろんそのような側面は十分すぎるほどにあるのですが、調べてみるとそれ以外にも人を魅了させる点がありました。

アントワネットは、オーストリア・ハプスブルク家の第十二番目の娘で、楽器やダンスは得意だったが字を書くのが苦手な自由奔放な女の子でした。

いわゆる天才肌で、あのモーツァルトともコラボしたことがあるそうです。モーツァルトはこの場でアントワネットに将来は私のお嫁にしてあげると言ったそうです。まあ、この時は6、7歳の子供の冗談話ですんだそうですが。

母親はマリアテレジアという偉大な母親、オーストリアのウィーンには足跡がたくさん見られます。有名所はウィーンにある世界遺産シェーンブルン宮殿です。

14歳の時に、フランスブルボン家ルイ16世と政略結婚させられます。

ここはベルサイユ宮殿にある二人の婚礼の議を行った礼拝堂(chapelle)です。

ルイ16世

ルイ16世は狩猟と鍵イジリが好きないわゆるオタクだった。自由奔放なアントワネットと性格も合わなかったし、女性には奥手すぎるほどの奥手で結婚してから7年間夜の営みがなかったそうです。

そのためアントワネットは街へ繰り出して、ギャンブル、仮面舞踏会、男等に手を出します。

夫婦で別々に勝手をやっていたが、前王ルイ15世がなくなり王位を継いだのはいいが、まだ若かったので夫婦で恐怖に涙したそうです。

ルイ16世に愛人はおらず誠実な男だったが、逆を言うと中々世継ぎも生まれないので、周囲から急かされて、ようやく長女、長男に恵まれました。

ルイ15世

一方ルイ16世の父ルイ15世は大の女好きだった。
国王は公式の愛人を持って良い制度があったので、有名なポンパドール夫人とイチャイチャしていたが、結核でなくなってしまいます。

ただ、悲しみもつかの間、次の愛人デュバリー夫人をもつ。デュバリー夫人は元娼婦の出だったので、アントワネットがいたく嫌っていたそうですが、結局口喧嘩で負けてしまう。

しかし、ルイ十五世は天然痘で亡くなってしまい、愛人は立場がなくなるのでそのまま自然消滅しプチトリアノンがアントワネットのものになる。

宮廷の堅苦しいのが嫌だったため、子供達を連れて行ったのがプチトリアノンで、ベルサイユと違った形式にこだわらない庭園、自分が演じるための小劇場、愛人フェルセンをモデルにした像が置かれている愛の神殿等を建てます。(他にもたくさんありますが省略)

最後には田舎風の風景が漂うアモーを建てました。子供を育てるには良い空気に風景なのは分かりますが、それも血税で出来てますよと。

王でさえもアントワネットの許可がないと入れないので好き放題。民衆もベルサイユ宮殿に来ないで、なにしてんねんと不満が溜まってゆきます。

この時点で既に民衆を敵に回していましたが、さらに追い討ちをかける事件が発生します。

次回はそこから最後まで説明します。

余談

ルイ十五世が天然痘で死んだと書きましたが、どうも遊び相手から移されたらしいです。

ただ、ルイ十五世だけでなく他にも何人か関係者で天然痘で亡くなっている人がいたので、天然痘を調べてみました。

ナポレオンは天然痘だけでなく、赤痢菌やコレラも防ごうとしたので、衛生環境の向上にも貢献した人物です。詳しくはコチラ


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