KENです。
前回は、パンテオン(Panthéon)の簡単な歴史を説明しました。
今回は、実際に内部の見学をします。フランスの有名人の遺体が地下に多数安置されています。
アイキャッチ画像は、ルソー(Jean-Jacques Rousseau)のお墓の前にて
思い入れと言ったら、社会契約論ですかね。
学生時代にモンテスキュー「法の精神」とジョン・ロック「市民政府二論」の3セットで覚えさせられたのが懐かしいです。
あと、タイトルにはだまされないほうが良いですよ!
嘘はついてないですけど・・・
パンテオンは、以前紹介したミュージアムパスが使えるので、実質タダで入ることが出来ます。
日本語の小冊子がありますので、それを見ながら見学しても良いと思います。
見学スタート!
パンテオンといったら、ドーム型の天井に穴が開いていることで有名です。
ローマのパンテオンの天井
こんな風に光が差し込んでいます。
ガラス窓等は、ついていないので雨が降るとビチャビチャになります。
では、パリの天井も見てみます。
パリのパンテオンの天井
なんじゃ、あの人の群れはーーーー!!!!
さすがに帰国後すぐに調べました。
フランスのストリートアーティストJR氏が手掛けたアートプロジェクト「Au Pantheon!」のようです。
2014年6月からこのプロジェクトが行われていたそうで、その当時は天井だけでなく床も人物で一杯だったそうです。
私が見た2015年夏は、天井のみで床はありませんでした。
さすがに床一面はやりすぎだと思うので、なくて良かった
恐らくですが、あちこち修復を行っていたようなので、修復が完了したところから人物の幕を外していったのだと思われます。
本来であれば、「フーコーの振り子」というオブジェがあるのですが、修復中のためか見かけませんでした。
ヨーロッパの教会はしょっちゅう修復工事をしています。
真剣に工事をしているとは思えない場所もあり、工事の予定期間が伸びることもしばしばあります。
工事している人を見かけること自体がレア
ですので、訪問前に一度は公式ページやSNSを確認しておくことをオススメします。
ストリートミュージシャンJR
JR氏についてさらに調べましたが、ルーブル美術館やニューヨークさらにリオ五輪などでも展示を行ったことのある超有名アーティストのようです。
世界各地で弾圧や貧困、差別などに苦しむ人々を撮影し、その写真を現地の人たちと一緒に建物や街頭に貼るプロジェクト「インサイド・アウト」を展開していて、日本でも展覧会を行ったことがあるそうなので、機会があれば一度見てみたいです。
有名人の墓の数々
さて、天井の人々に驚きましたが話を戻して、地下には有名人が沢山眠っています。
アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)
三銃士の「一人は皆のために、皆は一人のために(One for all, all for one)」は超有名ですよね。
個人的には、T.M.Revolutionの「Save The One, Save The All」って曲を思い出します。
ヴィクトル・ユーゴー(Victor, Marie Hugo)
お土産タイム
こんなものを発見しました!
0ユーロ紙幣
土産として分かりやすい!
個人的には、コインよりもこちらの方が好きです。収納しやすいので。
この0ユーロ紙幣シリーズですがお値段は2ユーロです。
残念ながら、買ったはずなのになくしてしまいました💦
フランス各地で購入しているので他の0ユーロも見てみたい方はコチラをどうぞ
次回は、パンテオンをあとにします。
関連商品・・・アニメ映画「BLEACH地獄篇」の主題歌で、西川貴教氏も声優として出演していました。